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東京マラソン2016【その3】20〜35km 迫り来る撃沈の影

銀座を抜けて浅草方面へ。


ハーフ通過が1:29:25くらい。
貯金は30秒チョイ。
全くもって余裕は無い。


この辺で
スタート直後から感じてた尿意がピークに。

沿道のトイレを通過する度に横目で
チラチラ見てると、どこもガラガラ。

けど、寄るほどの時間の余裕は無いし、
とにかく今は調子が良いので止まりたくない。
410が楽に出せている。


このまま行けるとは思わないが、
この感じが少しでも長く続いて欲しい。

今のうちにペーサーとの差を少しでも
広げておきたい。


…なんてことを考えながらも25km。


確変終了。


ちょっと脚が重くなってきた。



やっぱり前半飛ばし過ぎたかな。

けど、今日はこういうレースをしようと
思っていたので、仕方がない。

あとはどれだけ粘れるか。

残りの17kmが途方も無い距離に思えた。


そうなると急に後ろが気になりだした。
ここまで快調に飛ばして来たつもりだけど
ペーサーとはどれだけ離れてるだろう。


後ろを振り返るのも癪だし、
この先の浅草での折り返しで後ろとの
差を確認しようと思ってたら、
同じ道をUターンするタイプの
折り返しじゃなかった。

こんな感じ
201603031955225f1.jpeg


浅草寺を右折するとスカイツリーが
正面に見える。
20160303195523fe3.jpeg

201603031955256ca.jpeg
※写真はロボッチさんのものを拝借しています


しかし景色を楽しむ余裕は既に無く、
迫り来るペーサー軍団に怯えていた。


◆20〜30km 42:28(4:15/km)
4:08-4:03-4:13-4:10-4:15
4:15-4:10-4:18-4:15-4:15


確認するまでもなく
後ろから大勢の足音が迫ってきた。


時折、
「よんぷんじゅうよん!いいペースです!」
なんてラップを読み上げる声が聞こえるので、
ペーサー軍団がすぐ後ろに迫ってきたのが
判る。


もうほとんど脚に力が入らない。


キツくなって来た終盤。
ペーサーは時折声を掛けて
周りのランナーを励ましてくれる。

その声を背中越しに聞きながら、
少しでも前で粘りたかったが
33kmでついにペーサー軍団に吸収された。


ペーサーは前に3人と少し後ろに1人。

前のペーサーが引っ張る役割で、
後ろのペーサーは遅れ気味のランナーを
フォローする役割みたい。


ペーサーについていくスピードが既に無く、
軍団に追いつかれたあと1〜2kmで既に
僕は後ろのペーサーに励まされていた。


それでもやっぱりついていけない。

暑くなってきたのでアームカバーをズラす。

苦し紛れにザバスピットインリキッドと
メイタンを立て続けに投入するも変化無し。

もうやることは無くなった。


ズルズルとペーサーとの差が開き、
この先には佃大橋が待っている。



もはやここまでか…



つづく

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