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丹後ウルトラマラソン2014(ラスト)

丹後庁舎ではつみれ汁などを頂いて、
この先のエイドを出来るだけスルーするため、
ボトルにスポドリを入れて貰った。
3分程滞在しただろうか。

気合を入れて出発!

もう上りでも極力歩かないで、
遅くとも走り続ける事にした。

80km付近の5km程をサボりまくったので
復活とまではいかないが、
なんとなく碇高原直後よりは
脚が動くようになっていた。

代わりに、浅茂川漁港で投与した
ロキソニンが切れてきたのか、
股関節がまた痛くなってきた。

もう一度ロキソニンを飲もうかと思ったが、
これもウルトラの痛みと思って受け止める事にした。

思考回路がおかしくなっているな。


90km通過。
10時間25分44秒

何とか㌔6:30くらいでは走れている。

旧三津小学校のエイド(93.4km)に着いた。

おしるこを1杯貰うと、
疲れた身体に染み渡るほど美味かった。
もう1杯貰って早々にリスタート。

結果的にここが最後のエイドストップになった。


エイドを出るとすぐに激坂(´д`;)
さすがにここは走れない。
IMG_0501_convert_20141011171542.jpg



歩きながらコース図を確認すると、
ここを越えればもう大した上りは
無さそうだ。
上り坂が終わった所から再び走り出す。

股関節はどんどん痛くなって、
庇いながら変なフォームになっているのが分かる。


あと5kmの表示。

早く終わりたいような、
終わりたくないような
不思議な気分。

それでも自然にペースが上がっていく。

6:44
6:38
6:12
5:38


ついにあと1kmの表示。
IMG_0027_convert_20141011171630.jpg



先の方がなんだか賑やかで、
ようやく帰って来たと実感した。
街の方やスタッフ、走り終わったランナー達、
色んな方のおかえりなさいという声援が、
最後の後押しをしてくれる。

オールスポーツの写真や、
ゴールテープの事を考えて
前のランナーとの距離を調節して
最後のコーナーを曲がると、
今朝暗い内に出発したゴールゲートが見えた。


ゴ〜〜〜ルヽ(゚∀゚)ノ


やっと終わった。
涙が込み上げてくるのかな、と思ってたけど、
そんな事はなかった。
感動してない訳じゃ無いけど、
まぁ自分はそういうタイプみたい。


完走メダルが想像してたより重くて、
ちょっと嬉しかった。


11時間36分。
中々良いタイムなんじゃなかろうか。
最後走り切れたのは、自分なりに
このレースに向けた練習を考えて
取り組んだ成果だと思う。



丹後は街を上げて応援してくれる良い大会だった。
気候もベストだったと思うし、
初のウルトラマラソンを丹後で迎えられて
本当に良かった。

大会を支えてくれたスタッフ、
応援してくれた皆さん、
そして何より一緒に参加した皆さん、
ありがとうございました。

皆さんのお陰で、
大会前後も楽しい思い出ができました。

また来年もここに来れるといいな。


おわり

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丹後ウルトラマラソン2014(その10)~80km過ぎの反省、丹後庁舎まで~

80km通過。
9時間10分17秒。

碇高原で脚を使い切ったうえ、
目標タイムも見失ってフラフラと
走ったり歩いたりしていた。


碇高原の手前辺り(自分が覚えてるのがその辺り)から、
何度も声援を送ってくださる
ご夫婦(だと思われる2人)がいて、
3回目くらいにお目に掛かった時に、
あれ?あの人達さっきもいたよな、
と思って、こちらから声をかけた。

僕と同じくらいで走っているお知り合いを
応援していたのかもしれないが、とにかく
何度も先回りして7〜8回くらい応援して頂いた。

声をかけてからは僕の顔を覚えてくれたみたいで、
より大きな声援や、ハイタッチを頂いたりして、
とにかくありがたかった。




この辺りも細かいアップダウンが続き、
やっぱり上りが弱いのか、
平地や下りで抜いた周りのランナーに、
上りで抜き返されるパターンが続く。


上りをトボトボ歩きながら、
僕はこの先の事を考えていた。

このままゴールして良いものだろうか。

残りは20kmを切っているので、
このまま歩き倒してもゴールは出来る。


せっかくの初ウルトラなんだから、
楽しむのも良いけど、
もうちょっとこう、何かこみ上げるような
熱いモノが欲しい。
達成感みたいな。


それはもうタイムじゃなく、
自分がこのレース内容に満足出来るかどうか。


ここまで結構歩いてしまったし、
エイドでも休み過ぎている事は目を瞑ろう。


とにかく、ここ数キロのダラダラした走り(歩き)ではダメだ。
もっと頑張れるはずだ。


変なスイッチが入ってしまった。


何かとエイドを止まる口実にして
甘えていたのを反省した。

後半になるにつれ、
エイドの間隔が短く設置してあり、
この辺りは2〜3kmごとにエイドがあった。

とにかくエイドでは、
止まっている時間もそうだけど、
水分を摂って胃が落ち付くまで
まともに走れないので、結構なロスになる。

この日の天気ならそこまで補給は要らないので、
ここからエイドは2箇所に1回は飛ばす事にした。


そんな事を決めた矢先に第4関門丹後庁舎(86.7km)。

まぁここは大きいエイドだから寄る(´ε`;)ゝ

ここに着いたのが、
ちょうど10時間を回ったくらいだった。




つづく

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丹後ウルトラマラソン2014(その9)~碇高原下りの野望~

碇高原の頂点を越えたので、
最大の登り区間は終わった。

ここまで75kmで8時間30分。

残り25kmを2時間半、つまり㌔6分で行けば
11時間切りが出来る。

休憩込みで㌔6分は厳しいけど、
ここからは下り基調だし 、
何とかなるかも…というのが
大いに甘い考えである事を
すぐに思い知る事になるのだった。


11時間切りの為には
この下りでタイムを稼がないといけないので、
目一杯飛ばした。



エイドも華麗にスルーヽ(゚∀゚)ノ



久しくお目に掛かってない4分台のラップを
景気良く連発。

5:13

4:58

4:38

4:44



…が、これがいけなかった。


股関節が限界を迎え
衝撃がダイレクトに伝わり、
前腿が悲鳴をあげる。

ていうか止まれないから(;´゚Д゚)


碇高原を下り切った所までは良かったが、
既に脚を使い果たし、
もはや平地が上り坂に感じるくらい脚が重い。
㌔6どころか走っても㌔7を越えていた。

早々にサブ11どころじゃない事を悟り、
この状態でここから20km走ると思うと、
とてつもない距離に感じた。



この辺りは結構歩いてしまった。

平地や下りまで歩くと、
際限無く歩いてしまいそうなので、
歩いて良いのは上りだけと決めて、
むしろ上りが待ち遠しいくらいだった。


歩いている間に誰か追いついてくるのでは、
と何度も後ろを振り返った。

1人は心細いので、
誰かと一緒に行ければいいのだけれど、
今追いつかれても多分ついていけないだろうなぁ。

…なんて事を考えながら。



つづく

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丹後ウルトラマラソン2014(その8)~碇高原管理事務所(第三関門)~

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丹後ウルトラマラソン2014(その7)~碇高原上り~

iPhoneで、起動してもリンゴのロゴマークから
先の画面に行かなくなる事をリンゴループというらしい。


金曜日に私のiPhoneが、そのリンゴループ病にかかってしまい、
初期化せざるを得なくなった。



という訳で、ここ2〜3日スマホが使えず、
コメントの返信など遅くなって申し訳ございませんでした。


丹後の写真なども全て消えてしまったので、
ここからのレポは写真無し、
もしくはどなたかのを拝借した物となります。


********************************************************



ちゃららさんと碇高原を目指す。


スタートから6時間半。
時刻は11時をまわって陽射しはかなり強くなったが、
適度に風もあり、まだそれ程暑くは感じなかった。


レースも後半に入り、
自然とペースが落ちて㌔6分を
少し超えるラップになってきた。


お陰でというか呼吸は楽なので、
ちゃららさんとお話ししながら、走った。


ちゃららさんとは今回初対面だったが、
ブログのコメント等でのお付き合いは、
僕がブログを始める前からだったので
1年半くらい前だろうか、とにかく積もる話もあって、
この辺りまではツラいとか疲労とか
全く気にならず走る事が出来た。




いよいよ碇高原への登り。
このレース最大の難所だ。
全部は走れないので、どこを走ってどこを歩くか。


最初は、ちょっと歩きますか、みたいな感じで声を掛けて歩く。
で、少し脚が回復したら走る、の繰り返し。


そのうち、アイコンタクトで歩けるようになり?
ついには微妙な斜度の違いも感知して、
まあここは当然歩くよね、と
お互い確認もせずに同じタイミングで歩くようになった。



しかしいつまで続くんだこの坂(;´Д`

延々続く上りに余裕も無くなってきて、
口数も少なくなっていく。




そうこうするうちにエイドで休んでいると、
やべっちさんが追いついて来た。


やべっちさんは
エイドでダラダラしている我々と違って、
必要な給水を取ってすぐにリスタートしていく。


なるほど、こういう所で差がつくんだな、と
当たり前ながらに思う。


我々もすぐに出発して、追いつこうと思ったが、
100m程先を走るやべっちさんが全然歩いてくれないので、
差が縮まらない。


お陰で離れているけどこっちも歩けない。

やべっちさんは強いランナーだなぁと思った。


・・・が、お腹の方は弱かったようで、
次のエイドでトイレに並ばれている間に、
また我々が先行した。



IMG_0026.jpg

碇高原の上りは2段階になっていて、
上りの後半は更に傾斜がキツく感じられた。


上りも終盤に差し掛かった67~68km辺り。


この所ほんの僅かだが、
ちゃららさんが遅れる様になり、
僕がボトルポーチで給水する間に追いつく
という展開になってきており、
少しずつこのコンビにズレが生じて来た。


一緒に走っている相乗効果も十分に感じており、
一人になった途端に走れなくなる事もあるかも知れないし、
何より自分の余力も判らないので、ここは難しい判断だったが、
ここまで15km以上に渡り、一緒に走って来た
ちゃららさんとお別れして先に行かせて貰う事にした。




つづく


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